こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「塗っても、どうせすぐお皿を洗うし。意味ある?」
先に書いてしまいます。意味はあります。ただ、塗る時間を家事のすき間に置くと、ほとんど流れてしまいます。ハンドクリームの出番を増やすより、塗る場所を「家事が終わったあと」と「寝る前」に寄せる。それから、水と洗剤に手が触れる時間そのものを少し減らす。この二つで、秋から冬の手はだいぶ過ごしやすくなります。
朝ごはんの片づけ、洗濯物の下洗い、お風呂掃除、夕飯の支度。一日のうちに手が濡れる回数を数えてみると、思っている以上です。そのたびに塗り直すのは、正直むりです。むりなことを前提にしないところから始めます。
「塗ってもすぐ洗う」問題は、塗るタイミングで解く
家事の合間に塗ったクリームが、次の水仕事で流れていく。これが続くと、塗ること自体がむなしくなってきます。手荒れがなかなか落ち着かない人ほど、ここで塗るのをやめてしまいがちです。
考え方を変えて、塗る時間を二つに決めてしまいます。ひとつは、その日の水仕事がひと段落したとき。夕飯の片づけが終わった直後などです。もうひとつは、寝る前。この二つは、そのあとしばらく手を濡らさない時間が続くので、塗ったものが手にとどまりやすいです。
手を洗ったあとは、水気をタオルで押さえるように取り、完全に乾ききる前に塗るほうがなじみやすいと言われています。ごしごし拭くより、当てて押さえるだけ。昼間の塗り直しは「気づいたときに少し」で十分です。全部の場面で完璧に守ろうとしないほうが、結局は続きます。
お湯の温度と、洗剤に直接触らない工夫
寒くなってくると、洗い物のお湯の温度をつい上げたくなります。油汚れもよく落ちる気がします。ただ、熱いお湯は手の皮脂まで一緒に流しやすいと言われています。皮膚科の一般向けの案内でも、ぬるま湯がすすめられていることが多いです。
洗剤も、手で直接泡立てるほど肌に触れる時間が長くなります。スポンジに洗剤をつけて泡立てる、原液を手のひらで受けない、洗ったあとは手に残った泡までよくすすぐ。洗剤を変えるより、洗剤に触る時間を短くするほうが先です。
洗濯物の部分洗いや、掃除用の洗剤を使うときも同じです。ブラシや道具を一つはさむだけで、手が浸かる時間はかなり変わります。
ゴム手袋は、中に綿の手袋を重ねる
手袋をすればいい、というのは分かっているんです。でも、ゴム手袋をすると中が蒸れて、かえってかゆくなる。そう感じてやめてしまった、という声もよく聞きます。
そういうときは、ゴム手袋の中に薄い綿の手袋を一枚重ねる方法があります。汗を綿が吸ってくれるので、ゴムが直接肌に当たらず、蒸れも少し楽になります。中の綿手袋が汗で湿ってきたら、乾いたものに替えてください。何枚か用意しておくと迷いません。
ゴムの素材が合わない人もいます。手袋をしたところだけ赤くなる、かゆみが出るといったときは、素材の違う手袋を選ぶか、皮膚科で相談してください。手袋をすること自体が負担になっているなら、無理に続けなくていいです。
手袋がなかなか習慣にならないときは、シンクの横にかけておくのがおすすめです。引き出しにしまってあると、取りに行くひと手間で「今日はいいか」になりがちです。目に入る場所にあるだけで、手に取る回数が変わります。
指先、指の間、手の甲で荒れ方がちがう
手荒れと一口に言っても、場所によって様子がちがいます。よく使う指の先は、かさかさして硬くなったり、ひびが入ったりしやすい。指の間は、水気が残りやすく拭き忘れやすい場所です。手の甲は、乾燥してつっぱる感じが出やすい。爪のまわりはささくれができやすく、爪と甘皮が荒れる時期とも重なります。
だから、塗るときは手のひらでざっと広げて終わりにせず、指先と指の間にもう一度だけ足してみてください。手のひら同士をこすり合わせるだけだと、いちばん荒れている指先や指の間には意外と届いていません。拭くときも、指の間まで水気を取る。これだけで翌朝の手の感じが変わることがあります。
寝る前は、塗ったあとに綿の手袋をして眠る人もいます。合う人・合わない人がいるので、窮屈に感じるなら手袋なしで大丈夫です。
こんなときは皮膚科で相談を
乾燥の手荒れは、家での工夫で落ち着いていくことも多いです。ただ、自分でどうにかする段階と、相談する段階の線引きは決めておいてください。
ひび割れが深くて痛む、血がにじむ、かゆみが強くて眠れない、小さな水ぶくれが出てくる。家事の工夫をしばらく続けても良くならない、あるいは繰り返す。こういうときは、ハンドクリームを入れ替えて様子を見るより、皮膚科で診てもらうほうが早いです。いつから、どの家事のあとにひどくなるかを伝えられれば十分です。
よくある質問
ハンドクリームはたっぷり塗ったほうがいいですか
量は、製品に書かれている目安に合わせてください。べたつきが気になって家事ができないなら、日中は少なめ、寝る前はしっかり、と時間帯で分ける考え方もあります。
食器洗い乾燥機を使えば荒れなくなりますか
手が水に触れる回数は減ります。ただ、予洗いや手洗いの残りものがあると、そこで手が濡れます。道具で減らせる部分と、手袋で守る部分を組み合わせるのが現実的です。
おわりに
家事は毎日のことなので、手荒れもなかなか休ませてあげられません。塗っても塗っても追いつかない気がして、途中で投げ出したくなるのは自然なことです。
全部の場面で守らなくていいです。家事が終わったら塗る、寝る前に塗る、洗い物は少しぬるめにする。まずはこのどれか一つからで十分です。季節の変わり目の肌と同じで、手も少しずつ戻っていきます。
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X(@tax_kiichan)でも、暮らしのなかで気づいたことを短く書いています。よかったらのぞいてみてください。
※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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