こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「顔はまだごまかせるのに、手だけ、なんだか年齢が出る」
九月に入って、ふと指先を見たときに思うことがあります。爪のまわりが白くかさついて、根元が少しめくれている。気になって触っているうちに、ささくれを引っぱってしまって、ちょっと痛い。あの感じです。
先に、いまの私の答えを書いておきます。甘皮は「切る」より「押し上げてうるおす」。荒れているときほど、触りすぎたあとのほうがひどくなりやすいということ。ガサガサしているとつい手を入れたくなるのですが、いちばん効いたのは、手を入れる回数を減らして、そのぶん一滴のオイルかクリームを足すことでした。
夏の終わりに、指先だけ置いていかれる
顔のケアは季節で切り替えるのに、手だけはずっと同じことをしている。私はそうでした。しかも夏のあいだ、手はけっこう働かされています。
外から帰るたびの手洗い。出先のアルコール消毒。冷たいほうが気持ちいいから、洗い物もつい水。日焼け止めを落とそうと、いつもより念入りに石けんを使う。除光液を使う回数も増える。エアコンの風は、思っているより長い時間、手の甲に当たっています。
どれかひとつが犯人、という話ではないと思っています。一般的に、皮膚のうるおいは洗浄や乾燥で失われやすいと言われます。それが積み重なる季節が夏で、結果が九月の指先に出てくる。秋に抜け毛が増えるのは、たいてい夏のあいだに決まっているという話とよく似ています。
甘皮は、切るより押し上げる
甘皮まわりを整えると、指先はぐっときれいに見えます。ただ、そのやり方が「切る」に寄りすぎると荒れが長引きやすい。甘皮は爪の根元をふさいでいる部分でもあるので、深く取るとしみたり赤くなったりすることがあります。
やるなら、場面はお風呂上がりです。理由は単純で、皮膚がやわらかくなっているから。手順もこれだけです。
- お風呂から出て、体を拭いたすぐあと
- 爪の根元にオイルかクリームを一滴のせる
- 指の腹か、やわらかいスティックで、根元の皮を爪の付け根側へ「押し上げるだけ」
- 浮いてきた不要な部分だけ、タオルでそっと拭う
- もう一滴のせて終わり
切りません。押し上げるだけです。そしてこれは毎日やるものではなく、週に一回で十分だと思っています。毎日こするのは、整えているようでいて、いちばん摩擦をかけている行為になりがちです。
ささくれは、引っぱるのではなく根元で切る。これだけで痛む日がずいぶん減りました。引っぱると、切れてほしいところより深くまでいってしまいます。小さなはさみを爪切りと同じ場所に置いておくのがおすすめです。
やりすぎのサインは、たいてい自分でわかっている
「ケアが足りない」より「手をかけすぎている」ほうが原因のことがあります。心当たりがあるなら、いくつかやめてみる価値はあります。
- 甘皮を毎回きれいに切りそろえていて、そのたびに数日しみる
- ささくれを見つけると、無意識に指で引っぱっている
- 甘皮用のスティックを毎日使って、根元をこすっている
- 塗り替えのたびに除光液を使い、そのあと何もつけていない
- 気になって、日に何度も爪の縁を触ったり、はがしたりしている
二枚爪も、乾燥したところに繰り返し力がかかると起きやすくなります。荒れている時期は、爪をやすりで短めに整えておくほうが、結果的にトラブルが減ります。
足すより減らす、という考え方は肌のケアでも同じで、スキンケアを増やすほど良くなるわけではないという記事にも書きました。指先も、たぶん同じです。
続かないのは、意志ではなく置き場所の問題
「手を洗うたびに塗りましょう」。よく言われますし、正しいのだと思います。でも正直むずかしい。手を洗って、そのまますぐキーボードに戻る日のほうが多いですよね。
だから私は、回数ではなく置き場所を増やすことにしました。洗面所に一本、机の上に一本。この二か所にあるだけで、「あとで塗ろう」が「いま塗る」に変わります。引き出しにしまってあるものは、まず使いません。続けるための工夫は、気合いではなく動線です。
合わなかった、という声もよく聞きます。理由はだいたいベタつきです。塗ったあとキーボードが触りにくい、書類に指紋がつく。それなら日中はさらっとしたクリーム、オイルは寝る前だけ、と分けてしまっていい。乾きが強い人は、夜に少し多めにのせて綿の手袋をするほうが合うこともあります。どちらが正解でもなく、自分の一日のどこに置けるかで決まります。
ゴム手袋を出すのが面倒なら、「洗い物のときだけ」と決めてシンクの横にかけておく。全部の場面でやろうとすると、たいてい三日でやめます。ひとつの場面だけ守る、くらいがちょうどいいです。
人にお願いする、という選択肢も同じ列に置いておく
自分でやるのが苦手、という人もいます。そういうときは、ネイルサロンで整えてもらうのも、まったく同じ高さにある選択肢です。自分でやるほうが偉い、ということはありません。人にやってもらうと、そのあと自分でどこまで触っていいのかの目安もつかめます。
向いているのは、爪の形を整えるのが苦手な人、つい深追いしてしまう人。通う時間をとるのが負担になりそうなら、家で週一回だけ、のほうが続きます。季節の変わり目に肌が揺らぐときと同じで、いまの自分の余力に合うほうを選べば十分です。
それから、ケアの問題ではないかもしれない、という線も持っておいてください。爪の色が変わってきた、形がゆがんできた、押すと強く痛む、腫れが続く。こういうときは、自分でどうにかしようとせず、皮膚科などの医療機関で診てもらうのが早いです。
指先が荒れてきたら、この順番で
- 切る・こする・引っぱるを、まず一度やめてみる
- お風呂上がりに、押し上げるだけ。週に一回で十分
- 爪の根元に一滴。洗面所と机の上、二か所に置く
- ベタつきが苦手なら、日中はクリーム、オイルは夜だけ
- 色・形・痛み・腫れが続くときは、医療機関へ
おわりに
手は、一日のなかでいちばん働いていて、いちばん後回しにされる場所だと思います。だから荒れているのは、手入れをさぼった証拠ではなくて、ちゃんと使ってきた証拠でもあります。
今日から全部を整えなくていいです。とりあえず、いま触っている指をやめて、一滴のせる。それだけで、来週の指先はいまより落ち着いているはずです。季節が変わるころには、たいていの荒れは静かになっています。焦らないでいきましょう。
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X(旧Twitter)の @tax_kiichan でも、季節の切り替わりに気づいたことを短く書いています。
※本記事は一般的な情報提供です。肌や爪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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