こんにちは、税理士のきいちゃんです。
塗り直しているのに、唇の縁がめくれてくる。
朝晩の空気が変わってきた頃に、急に来ます。口紅がのらない、皮がむける、笑うと縁がひきつる。そうなると手はリップに伸びますが、塗る回数を増やしても追いつかないときは、たいてい「塗っていない時間」のほうに理由があります。荒れている唇は、塗り足す前に触り方を見直したほうが落ち着きやすい、というのが今日の話です。
ただ、これが全員に当てはまるわけではありません。乾き方も荒れる場所も人それぞれです。「自分はどれだろう」と見当をつける材料として並べてみます。
塗り足すほど良くならないことがある
唇の皮膚は薄くて、皮脂を出すしくみがほとんどありません。つまり、外から与えたものを自分でとどめておく力が弱い場所です。だから乾きやすいのですが、同時に刺激にも弱い。ここが見落とされがちなところだと思います。
荒れてくると、無意識に塗る回数が増えます。塗る、というのは指やスティックで唇を触る動作です。回数が増えるほど、めくれかけた皮の縁は動きます。動けば引っかかり、引っかかれば気になって、また触る。この輪の中にいるあいだは、何を塗っても手応えが出にくいのです。
順番としては、まず触る回数を減らす。そのうえで、乾きにふたをするものを薄く置いておく。増やすのは種類ではなく、そのままにしておく時間のほうです。肌が揺らいだときに減らすものと戻すものを整理した話は、季節の変わり目に肌が揺らぐとき、減らすもの・戻すものの順番のほうにも書きました。考え方は唇でもだいたい同じです。
見直す4つのこと
1つめは、皮をむいてしまう癖。浮いた皮が視界に入ると、どうしても取りたくなります。取れたところは一瞬なめらかになりますが、まだつながっている部分まで一緒に持っていかれることがあります。切れて血がにじむのは、たいていこの流れです。気になるなら、乾いたまま引っぱらない。お風呂上がりのやわらかいときに、ふやけて自然に取れるぶんだけにしておくほうが穏やかです。
2つめは、なめる・こする。乾くとなめたくなりますが、唾液は蒸発するときに水分を連れていきます。しかも消化のための成分が含まれていますから、荒れた唇にはやさしくありません。マスクをしていた時期にひどくなった、という声もよく聞きます。こちらは布と皮膚がずっと擦れているぶん、単純な摩擦です。飲み物のカップの縁、ペットボトルの口、口をぬぐう紙ナプキン。1日を振り返ると、思っているより唇は何かに当たっています。
3つめは、落とすときの力。色の濃い口紅やティントを使った日、落ちにくいぶんつい往復させてしまいます。指の腹でこすって、コットンで拭って、まだ残っていると気づいてもう一度。荒れている時期は、この夜の数十秒がいちばん響きます。落とすものを唇に乗せて少し置き、動かす回数を減らす。それだけで翌朝の縁が変わることがあります。
4つめは、乾く時間と刺激の元。鼻がつまっていて口で息をしている夜は、朝までずっと風が当たり続けているのと同じです。冬に近づくにつれ、暖房の風もここに加わります。それから、歯みがき粉のスースーする感じが唇にしみる人、スクラブで整えたつもりが翌日ひどくなる人もいます。荒れているあいだは、削る系のお手入れはいったん休む。刺激を足すタイミングではありません。
唇の荒れは、季節よりも「その週にどれだけ触ったか」に左右されている印象があります。旅行や繁忙期のあと、飲み物とマスクと口呼吸がまとめて増えた週に崩れる。予定表を見ると心当たりがあることが多いです。
荒れているあいだの過ごし方
色を乗せたい気持ちはよくわかります。唇の色が抜けると、顔全体が急に頼りなく見えるので。ただ、皮がめくれている上に色をのせると、そこだけ濃く沈んで、かえって目立ちます。乗らないものを乗せようとして、また触ることにもなります。
落ち着くまでのあいだは、色より、覆うものを優先すると割り切ってしまうほうが早いと思います。ワセリンのような素朴なものでも足ります。高いものが必要という話ではありません。夜は少し厚めに置いてそのまま寝る、日中は塗り直すというより「乾いたと感じたら1回」くらいの間隔に。落ち着いてきたら、まずはつやのあるものから戻して、輪郭を描いたり濃い色を重ねるのは最後にします。
そもそも、この時期は今までの口紅がしっくりこなくなる頃でもあります。唇のせいだと思っていたら、光と肌の色が変わっていただけ、ということもある。そちらは夏に似合っていた口紅が急にしっくりこないのほうで書いています。
よくある質問
リップは1日に何回まで塗っていいですか
回数の正解はありません。ただ「乾いた気がするから」で無意識に塗っているときは、指が唇に当たる回数そのものが増えています。塗る前に一度、本当に乾いているのか確かめるくらいで十分なことも多いです。
スクラブで皮を整えるのはだめですか
荒れていないときの手入れとしては使われているものです。ただ、切れている・めくれている状態で使うと、刺激が上乗せになります。落ち着いてからにするか、その週は休むという判断でいいと思います。
ずっと治らないのですが
触り方を変えても2週間ほど変わらない、切れて出血をくり返す、口の端が切れる、赤みやかゆみが広がる。こういうときは、乾燥だけが理由ではないこともあります。塗るものを増やして様子を見るより、皮膚科で相談したほうが早いです。合わない成分に反応している場合もあり、それは自分では見分けにくいところです。
おわりに
唇が荒れていると、鏡を見るたびに手入れを怠けたように感じます。でも、たぶん怠けていません。空気が乾いてきた時期に、飲み物と会話とマスクと口呼吸が重なった、というだけのことが多いです。
塗り足す手を少し止めて、触らない時間をつくる。それでもだめな日は、色をあきらめる。そのくらいの引き方ができれば、季節の入り口はやり過ごせると思います。
塗り足す前に見る4つ
- 乾いたまま皮を引っぱっていないか
- なめる・こする・当たるものが増えていないか
- 落とすときに往復させていないか
- 口呼吸や暖房、スクラブや歯みがき粉の刺激はどうか
暮らしのことや働くことについて、日々の小さな気づきはX(tax_kiichan)でも書いています。よかったら覗いてみてください。
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※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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