白髪が気になり始めた日に、まず考えること|隠す前に決めておきたい順番

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こんにちは、税理士のきいちゃんです。

「分け目のところに、1本だけ見つけてしまった」

洗面所の明かりの下で、髪をかき上げたときでした。分け目の少し右側に、細くて頼りない色の1本。指でつまんで、鏡に近づいて確かめて、それからしばらく動けなくなる。あの数十秒を、たぶん多くの人が知っていると思います。

先に書いてしまうと、見つけた日にやることは、抜くか抜かないかを決めることではありません。決めておきたいのは「これから隠すのか、隠さないのか」と、隠すなら「どこまでやるのか」という順番のほうです。ここを先に決めておくと、あとが本当に楽になります。

正解は一つではありません。合う人と合わない人がいて、同じ人でも時期によって答えが変わります。

抜く、切る、染める、そのままにする

まず、その1本をどうするか。手はだいたい四つです。

抜くのは、いちばん早くて、いちばん続かない方法です。目の前から消えるので気持ちは落ち着きます。ただ、根元を引っぱる行為ですから、見つけるたびに抜く付き合い方はすすめられません。抜いた場所だけ短い毛が立ち上がって、かえって目立つという声も聞きます。今日だけの応急手段です。

根元の近くで切るのは、抜くより穏やかです。生えている場所には触らず、見えている部分だけ短くする。分け目の内側など、外から見えにくい場所の1〜2本ならこれでしのげます。向かないのは表面にあるとき。切った先が短く跳ねて、逆に光を拾うことがあります。

染めるのは、本数が増えてきたときの選択です。1本や2本のうちは、正直やらなくてもいいと思います。鏡を見るたびに手が止まるようになったら、隠す方向に切り替えたほうが気持ちは軽くなります。

そのままにするも、ちゃんとした選択肢です。あとで書きますが、これを最後の手段のように扱わないでください。

「隠す」を始めると、変わるのは間隔のほう

染めると決めたときに先に知っておきたいのは、仕上がりよりも、そのあとの過ごし方です。

色を入れた髪は、伸びてきた根元だけが元の色のまま出てきます。均一だったところに境目の線ができ、その線は分け目やこめかみのように地肌が見える場所から先に目立ちはじめます。つまり、隠すと決めた日から、髪の予定は「間隔」で回るようになります。伸びたら整える、で足りていたのが、境目が気になる前に、という時間の測り方に変わります。

もうひとつ、髪へのあたり方も変わります。色を入れる工程は髪に負担をかけるので、乾かしたあとに広がりやすくなった、まとまりにくくなったと感じる人がいます。乾かし方や前の晩の扱いで戻せる部分もあるので、その順番は髪がまとまらない日の原因は、たいてい前の晩にある|見直す順番のほうに書きました。

先に決めておくと後が楽な、三つのこと

隠す方向に進むなら、決めておくと迷いが減ることが三つあります。

一つめ、全体か、部分か。気になっているのが分け目のまわりだけなら、そこだけ触る手があります。範囲が狭いほど、伸びてきたときの見え方もおだやかです。全体を染めると印象はまとまりますが、境目も全体に出ます。

二つめ、明るさをどうするか。ここがいちばん後を左右します。暗くしっかり入れるとその場はきれいに隠れますが、根元が伸びたときの差も大きくなります。地毛より少し明るいところに合わせると境目はぼやけて出るので、気になり始めるまでが長くなりやすい。隠しきりたいのか、目立たないほうを取るのかで変わります。

三つめ、どこでやるか。美容室と自宅、どちらにも向き不向きがあります。

きいちゃんメモ

迷ったら「明るさ」だけ先に決めてください。全体か部分かは途中で変えられますが、暗く入れた色を明るい方向に戻すのは手間がかかります。最初の一回を、いちばん暗いところから始めない。それだけで選び直せる余地が残ります。

白髪染めと、いつものカラーの違い

店でも家でも、白髪向けと書かれたものと、そうでないものが並んでいます。おおまかな違いは、色素が抜けた髪にも色が入りやすいようにつくられているかどうかです。ふつうのヘアカラーで全体を明るくすると、地毛は染まっても色の抜けた1本だけが浮いて残り、「染めたのに見える」という感じ方になることがあります。

もっとも、製品によって考え方はさまざまで、髪の状態によっても入り方は変わります。ここは断定できません。

美容室が向くのは、全体の明るさを決めたいとき、境目を自然に見せたいとき、自分では見えない後ろ側まで含めたいときです。自宅が向くのは、範囲が狭いとき、合間に一か所だけ手を入れたいとき。組み合わせている人もけっこういます。通う間隔の考え方は美容院の頻度を1回減らすと年間いくら変わる?延ばすならカラーからでも触れました。

自宅でやるときに気をつけたいのは、地肌のことです。かゆみやひりつき、赤みが出たことがある人は、続ける前に医療機関に相談してください。合わないものは、我慢して慣れるものではありません。

隠さないという選び方も、ちゃんとある

見つけた日に落ち込むのは、白髪そのものが嫌なのではなくて、「そういう年になった」と急に言われた気がするからだと思います。でも、その1本はあなたが手を抜いた結果ではありませんし、生活を正しくしていれば出なかったものでもありません。責める必要はまったくないです。

そして、隠さないと決めるのも、同じくらい真っ当な選び方です。手を入れないなら、間隔に追われることもありません。隠すのは義務ではなくて、選べる手のひとつです。今年は隠して、来年はやめる。決めたことを一生続けなくていいと思うと、少し肩の力が抜けませんか。

よくある質問

1本抜くと増えると聞きましたが、本当ですか

抜いたことが原因で本数が増える、という言い方には根拠がありません。ただ、増えていく時期に抜き続けていると「抜いても追いつかない」状態になり、それを見て増えたと感じる、という順番なのだと思います。いずれにしても根元を引っぱる行為なので、常用しないほうが安心です。

食べ物やサプリで元に戻せますか

これで戻る、と言えるものはありません。食事や睡眠は体全体にかかわることなので整えるに越したことはありませんが、白髪をなくす手段としては考えないほうがいいです。そこに期待をかけると、うまくいかなかったときに自分の生活を責めることになります。

おわりに

見つけてしまった日は、たぶん何をしても落ち着かないです。その日は無理に決めなくていい。抜いても、切っても、そのままにしても、明日の自分がどうにかなるわけではありません。

決めるのは、少し気持ちが戻ってからでいいです。そのときに、隠すのか隠さないのか、隠すならどこまでにするのかを、この順番で考えてみてください。始める時期は本数ではなく、自分の気持ちが決めていいところだと思います。

決める順番の3つ

  1. 隠すのか隠さないのかを、先に決める
  2. 隠すなら、全体か部分かを決める
  3. 明るさは、いちばん暗いところから始めない

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※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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