髪がまとまらない日の原因は、たいてい前の晩にある|見直す順番

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こんにちは、きいちゃんです。

「朝、鏡の前で何をしてもまとまらない日がある」

私もです。しかも、そういう日にかぎって時間をかけてしまう。ブラシを持ち替えて、オイルを足して、結局ひとつに結んで家を出る。出た瞬間に「これ、今日の私じゃないな」と思う、あの感じ。

先に結論を書いてしまうと、まとまらない日の原因は、その朝ではなく前の晩にあることが多いです。朝にできるのは立て直しというより、ごまかしのほう。だから朝に頑張るほど時間だけ減っていきます。見直す場所は、昨日の夜の洗面所とベッドの上です。

朝の髪は、前の晩の続きでしかない

髪の形は、濡れた状態から乾いていく過程で決まっていくと言われます。つまり、乾き終わったときの形が、その日のスタート地点。朝に水で濡らし直せばやり直せますが、それは要するに「もう一度、夜の工程をやる」ということです。時間のない朝にそれをやるから、うまくいかない。

逆に言えば、前の晩の数分を変えるだけで、朝のスタート地点がずれます。私は毎朝どうにかしようとしていた時期が長くて、夜に原因があると気づくのに時間がかかりました。

見直す順番は、うしろからたどる

いちどに全部変えると、何が効いたのか分からなくなります。順番があります。

疑う順番

  1. 乾かし残しがないか
  2. どこから乾かしているか
  3. 根元が寝たまま乾いていないか
  4. 寝ているあいだにこすれていないか

1. 乾かし残しがないか

いちばん多いのがこれだと思います。毛先が乾くと「乾いた」と感じますが、残っているのはたいてい後頭部の下のほうと、耳のうしろ。手を入れてみて、ひやっとしたらまだです。

半乾きのまま寝ると、濡れた髪は摩擦に弱いままで枕に押しつけられます。しかも、押しつぶされた形のまま乾いていく。朝に出ている変なうねりが、くせではなく枕の跡だった、ということは普通に起きます。頭皮が蒸れやすくもなるので、においが気になる人はここを先に疑うといいです。

2. どこから乾かしているか

毛先から乾かすと、毛先は乾きすぎて根元は湿ったまま、という一番よくない配分になりがちです。根元は最後まで水が残る場所なので、先に手をつける。指を差し込んで頭皮に風を当てて、そこが乾いたころには毛先はだいたい落ち着いています。

それから、風を上から下へ向けること。下から当てると表面がばらつきやすく、乾いたあとに手ぐしが引っかかりやすくなります。急いでいる日ほど、ここが雑になります。

きいちゃんメモ

道具の話は本題ではないのですが、風量が足りないと乾かし切る前に腕が疲れて途中でやめてしまう、という声はよく聞きます。使い方や手入れの方法は製品ごとに違うので、各メーカーの取扱説明書に従ってください。道具そのものについてはヘアケア家電を買うかどうか迷ったときの話にも書きました。

3. 根元が寝たまま乾いていないか

分け目のあたりがぺたんとして見える日は、根元が寝たまま固まっていることが多いです。乾かすときに、分け目と逆の方向へ髪を倒して風を当てて、最後に戻す。それだけで根元の向きが少し起きます。

そして冷風。温風で形をつくったあと、最後に冷たい風を当てて終わりにします。髪は冷えていく過程で形が決まると言われるので、熱いうちにやめてしまうと、せっかくの形がゆるみます。ここは数十秒の話です。

4. 寝ているあいだにこすれていないか

乾かし方まで直したのに朝がひどい、という場合は、寝ているあいだです。寝返りのたびに髪は枕とこすれています。枕カバーの素材を、引っかかりの少ないものに替えるだけで、朝の表面の毛のばらつきが違って見えることがあります。

長さがある人は、乾かしてからゆるくまとめて寝る手もあります。ただし、きつく結ぶと今度は結び目の跡が残るので、ほどけるくらいの強さで。ここは合う合わないがはっきり分かれるところなので、二晩ずつ試して比べるのがいいと思います。

同じことをしても、季節で結果が変わる

夏の終わりのいまは、汗と皮脂で根元が重くなりやすい時期です。湿気を含むと広がる人もいれば、逆にぺたんとつぶれる人もいる。同じ乾かし方をしていても、八月と十一月では出方が違います。

これから空気が乾いてくると、今度は静電気で毛先がばらつきはじめます。「先月まではうまくいっていたのに」と思ったら、自分のやり方が悪くなったのではなく、条件が変わっただけということが多いです。肌も同じ時期に揺らぎますよね。そのあたりは季節の変わり目に肌が落ち着かなくなる話に書きました。

正解が人によって違うのは、当たり前です

髪が細くてやわらかい人は、根元がつぶれやすいぶん、根元を起こす工程が効きます。反対に乾かしすぎると軽くなりすぎて広がるので、途中でやめる勇気もいります。

量が多い人・毛が太い人は、そもそも乾き切るまでの時間が長いので、①の乾かし残しがいちばん効きます。うねりが波のように出る人は引っぱりすぎると余計に暴れることがあり、逆に、ふくらむタイプの人は少し引っぱりながら乾かすほうが落ち着く。肩につく長さの人は、毛先が肩に当たってはねるので、乾かし方より長さの問題であることもあります。

だから、誰かのやり方をそのまま真似してうまくいかなくても、それは失敗ではないです。順番だけ借りて、中身は自分の髪で決める。

よくある質問

自然乾燥のほうが髪に負担がないのでは?

熱を当てないという意味ではそうですが、濡れている時間が長くなるぶん、摩擦や蒸れの影響を受けやすくなります。どちらか一方が正しいというより、「濡れたまま長く置かない」ほうを優先するのが現実的だと思います。

朝に洗ってしまうのはだめですか

だめではありません。ただ、朝に洗うと乾かす時間が足りず、半乾きのまま出かけることになりがちです。朝に洗う日は、乾かす時間まで含めて逆算しておくと気が楽になります。

おわりに

まとまらない朝が続くと、なんとなく自分の手入れが足りないせいのような気がしてきます。でもたいていは、疲れて途中で乾かすのをやめた夜があっただけです。忙しかった証拠であって、だらしなさの証拠ではないです。

今日は根元だけ、明日は最後の冷風だけ。ひとつずつでいいと思います。全部そろわなくても、朝の三分がちょっと楽になれば、それでじゅうぶんです。

Xでも、こういう日々の細かい話をぽつぽつ書いています。よかったらのぞいてみてください。

※一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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