こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「毎朝、あと五分あればと思っている」
目覚ましは同じ時間に鳴っているのに、洗面所を出るころにはもう遅れています。急いだつもりで手を動かして、玄関で時計を見て、また五分足りない。この五分をどこから作るか、というのを何度も考えました。
結論を先に書くと、やめても平気だった工程と、やめたら夕方に返ってきた工程がはっきり分かれます。しかもその線は人によってずれます。だから一つの答えを出すのではなく、候補を手順の順番に並べて、やめても平気だった人の理由と、崩れた人の理由を両方書きます。
ひとつ前置きを。朝が足りないのは工程が多いからだと思われがちですが、実際に時間を食っているのは、どれをやるか決めていない時間です。鏡の前で立ち止まる、引き出しを開けて見比べる。だからこれは「今日からやめましょう」ではなく、あらかじめ決めておくための材料です。
やめる候補を、手順の順番に並べてみる
朝の洗顔
やめて平気だった側の理由は、夜にきちんと落としているぶん、朝はぬるま湯で流すだけでも足りることがあるからです。つっぱる感じが減って、次の工程がなじみやすくなったという声もよく聞きます。
崩れた側は、皮脂が残ったまま上に重ねることになって、昼前にはよれてきたという流れです。もともと脂っぽさが出やすい人、寝ている間に汗をかく時期は、ここを削ると後ろに響きます。
化粧水の重ねづけ
二回、三回と重ねている人は、ここを一回にしても変わらないことがあります。回数より、次に進むまでに待てているかのほうが効いている場合が多いからです。
いっぽうで、乾きやすい人が回数を減らすと、日中に粉っぽさや細かいよれが出ます。減らした結果を確かめるのは、朝の鏡ではなく夕方の鏡です。やめた判定は、その日の夕方までしないでください。
下地
ここは一番はっきり分かれます。やめて平気だった人は、もともと薄づきで、下地を省いてもその上の一枚でおさまっていた人。工程が一つ減るので、朝の効果は大きいです。
崩れた人は、下地に「持たせる」役割を負わせていた人です。省いたぶん上を厚くしてしまい、かえって時間が増えて、夕方の落ち方も早くなる。夕方の崩れが朝の手順から来ている話は、夕方の化粧崩れ、原因は夕方ではなく朝の手順にあるかもしれないのほうに詳しく書きました。
コンシーラー
やめても平気なのは、隠したい場所がその日ないときです。毎朝の習慣で開けているだけなら、鏡を見て決めるほうに変えると、要らない日がけっこうあると気づきます。
反対に、目の下の影が印象を決めている人は、ここを削ると顔が疲れて見えます。この一か所だけは残して、ほかを削ったほうが納得が残ります。
アイメイクの一部
ここは工程が細かく分かれているので、削るなら一つずつです。色を重ねる段を一つ減らしても、輪郭を作る線が残っていれば印象は保てる、という人はわりといます。
逆に、まつげまわりを省くと目の縦幅が小さく見えて、そこだけで顔全体が眠たそうになる人もいます。休みの日に片側だけ省いて見比べると、どちら側かすぐ分かります。
仕上げのパウダー
乾く季節に省いて楽になった、という声はよく聞きます。粉っぽさが出にくくなって、細い線に入りこむのも減ります。
ただ、汗と皮脂が出る時期に省くと、触ったところから崩れていきます。省くなら全部やめるのではなく、範囲を狭める。額と鼻筋だけにして、頬はやめる。やめるか続けるかの二択にしないと、削れる場所が見つかります。
髪のスタイリング
朝の時間をいちばん使っているのに、いちばん見直されていないのがここです。まとめてしまう日を決めれば、朝の作業はほとんど消えます。
やめて崩れる人は、前の晩の乾かし方が足りていない場合が多いです。朝の手当てで押さえこんでいたぶん、やめたとたんに出てきます。ここは前の晩の話が大きいので、髪がまとまらない日の原因は、たいてい前の晩にあるのほうもあわせて読んでみてください。
一度に二つ以上やめないでください。二つ同時にやめると、崩れたときにどちらが原因だったのか分からなくなります。一つやめて三日ためす。それで足りていたら、次を考える。この速さでちょうどいいです。
季節で、答えが入れかわる
ここまでの候補は、時期によって向き不向きが入れかわります。汗をかく時期は洗顔や仕上げの粉を残して、重ねる工程を削るほうが向きます。空気が乾く時期はその反対で、粉を削って、なじませる時間を残したほうが持ちます。
つまり、春に決めた「やめるもの」が秋にも正解とは限りません。季節の変わり目にやることを見直す順番は、季節の変わり目に肌が揺らぐとき、減らすもの・戻すものの順番のほうで書いています。
やめる以外の逃げ道も三つある
やめたくないものばかりだった、という人もいると思います。その場合は、やめずに朝から外す方法があります。
ひとつめは、前の晩に寄せること。髪を乾かしきる、着る服を出しておく、翌朝使うものだけ表に出しておく。朝の五分は、夜の五分よりずっと高くつきます。
ふたつめは、兼用にすること。二つに分かれている工程を一つで済むものにまとめると、手の動きも判断も減ります。開ける蓋の数が減るだけでも朝は軽くなります。
みっつめは、順番を入れかえること。待ち時間のいる工程を先に回して、そのあいだに髪や着替えを進める。同じ内容でも、並べ方だけで終わりが早くなります。
よくある質問
やめたら、まわりに気づかれませんか
近くで見ている自分のほうが、変化にずっと敏感です。人が見ているのは離れた距離の顔で、そこに出るのは影と輪郭くらいです。鏡から一歩下がって見て、印象が変わっていなければ、たいてい大丈夫です。
肌の調子が悪いのは、やめたせいでしょうか
手順のせいとは言いきれません。赤みやかゆみ、ひりつきが続いているときは、やり方を工夫する前に医療機関に相談してください。原因が別のところにあるとき、鏡の前で考えても答えは出ません。
おわりに
朝の支度は、増えていくほうには気づかないのに、減らそうとすると急に怖くなります。何かをやめる決断が、手を抜くことのように感じられるからだと思います。でも、全部やることが目的だったわけではありません。落ち着いて家を出られる朝のほうが、たぶん大事です。
それに、やめてみて崩れたなら戻せます。戻したことは失敗ではなくて、自分に必要なものが一つ分かったということです。できていない日を数えないで、今日やめてみるものを一つだけ決める。そのくらいの軽さで付き合っていけたらいいなと思っています。
やめる前に決めておく3つ
- やめるのは一度に一つ。三日ためしてから次を考える
- 判定は朝の鏡ではなく、その日の夕方の鏡でする
- やめるか続けるかの二択にせず、範囲を狭める手も持っておく
暮らしのことや働くことについて、日々の小さな気づきはX(tax_kiichan)でも書いています。よかったら覗いてみてください。
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※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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