こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「ストッキングをはいたら、かかとでピッと引っかかった。夏はサンダルで平気だったのに」
朝の着替えでこれが起きると、ちょっと落ち込みますよね。秋はかかとが急にガサガサしてくる季節です。最初に結論を書いておきます。削る前に、まず「削りすぎていないか」と「お風呂上がりにすぐ塗れているか」を見直すのが近道です。そのうえで靴下や素足の過ごし方を整え、ひび割れて痛い・血がにじむときは、迷わず皮膚科へ。この順番で一つずつ見ていきます。
秋にかかとが荒れやすいのは、夏の名残と乾燥が重なるから
夏のあいだ、サンダルや素足で過ごした足は、思っている以上にこすれて乾いています。そこへ秋の乾いた空気がやってきて、さらに暖房の季節が近づくと、かかとの角質は硬く厚くなりがちです。かかとは体重がかかり続ける場所なので、硬くなった角質が歩くたびに引っ張られ、線のような割れ目ができることがあります。
同じ時期にすねが粉をふいたり、手が荒れたりする方も多いはずです。体のほかの場所の乾燥については秋にすねが粉をふく・かゆいときの見直しにまとめています。かかとはそれらより皮膚が厚いぶん、乾いたときの「ガサガサ」が目にも手にも出やすい場所、と考えておくと気持ちが少し楽になります。
見直し1:削りすぎていないか
ガサガサに気づくと、やすりや角質ケアの道具でつい削りたくなります。削った直後はつるっとして気持ちいいのですが、削りすぎると、かえって硬い角質が戻ってきやすくなることがあります。削った面は乾きやすく、刺激にも弱くなりがちだと言われています。
- 毎日のように削っている → 間をあけて、様子を見る日をつくる
- 白くなるまで、ヒリヒリするまで削っている → 「引っかかりが取れたら止める」くらいで十分
- 乾いた状態でゴシゴシ削っている → 道具の説明書に沿った使い方かどうか確かめる
削ることそのものが悪いわけではありません。ただ、ストッキングが引っかかる原因が「硬さ」より「乾き」にあるときは、削るより先に保湿を変えたほうが早く落ち着くことが多い印象です。
見直し2:お風呂上がり、塗るまでに時間があいていないか
かかとの保湿でいちばん効くのは、何を塗るかよりいつ塗るかかもしれません。お風呂でふやけた角質は、上がってしばらくすると水分が逃げて、入る前よりつっぱることがあります。髪を乾かして、スキンケアをして、最後に足……となると、かかとはすっかり乾いたあとです。
塗る順番を変えるだけの工夫
- 脱衣所にかかと用のクリームを1本置いておく
- 体をふいたら、顔より先に足に塗ってしまう
- 塗ったらすぐ靴下をはいて、床で滑らないようにする
クリームの種類は、ふだん使っているボディ用でもかまいません。かかと用として売られているものには、硬い角質をやわらかくする成分が入っているものもあります。ただ、成分によってはひび割れた部分にしみることがあるので、割れ目があるときは刺激の少ないものから試すのが安心です。夜に一度しっかり塗る日と、朝に軽く塗り足す日を組み合わせる方もいます。
「塗ったのにベタベタして床が気になる」という声をよく聞きます。だからつい少なめになって、効いている気がしないまま終わってしまう。寝る前だけは靴下と組み合わせて、量をケチらずに塗る日をつくると続けやすいですよ。
見直し3:靴下と素足の過ごし方
家の中で素足のまま過ごしていると、かかとは床にこすれ、乾いた空気にもさらされ続けます。夏の習慣のまま秋に入ると、ここで差がつきやすいです。
- 家ではやわらかい靴下かルームソックスをはく(かかとが隠れる形が向いています)
- 寝るときの靴下は、締めつけが少なく蒸れにくいものを選ぶ。合わないと感じたらやめてかまいません
- かかとの浅いミュールやサボで長く歩く日は、帰ってから保湿を足す
- 足元が冷えると室内でも素足がつらくなるので、床や座る位置の工夫も一緒に(足元が冷える秋の夜の見直し)
靴下が合う・合わないは人それぞれです。寝るときにはくと眠れないという方は、塗ってから30分だけはいて、寝る前に脱ぐくらいでも十分です。
見直し4:痛い・血が出るときは、皮膚科へ
ここまでの見直しは、ガサガサや軽い引っかかりの段階の話です。割れ目が深くて歩くと痛い、血がにじむときは、自分で何とかしようとせず皮膚科で相談してください。割れ目から雑菌が入ることもありますし、痛みをかばって歩き方が変わるのもつらいものです。
もう一つ知っておきたいのは、かかとや足裏のガサガサが、乾燥ではなく水虫(足白癬)のことがある点です。日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでは、足の裏全体が厚く硬くなり、ひび割れを伴うこともあるタイプの水虫があり、かゆみがないことが紹介されています。「かゆくないから水虫じゃない」とは言い切れないんですね。保湿を続けても良くならない、両足とも足の裏全体が厚く硬くなっている、片足だけ荒れている、爪が白く濁っている、といったときは、一度皮膚科で見てもらうと安心です。見た目だけでは判断しにくいので、市販の薬を試す前に相談するのがおすすめです。
ストッキングが引っかかる日の、朝の応急処置は?
出かける直前なら、かかとに少量のクリームを薄くのばして、なじむまで少し待ってからはくと引っかかりにくくなります。塗りすぎるとストッキングの中で滑るので、手のひらに残ったぶんをのばす程度で。根本の見直しは、その日の夜からで大丈夫です。
どのくらいでやわらかくなりますか?
かかとの角質は厚いので、一晩で変わるものではありません。塗るタイミングと靴下を変えて、まずは数週間ようすを見てください。そのあいだに痛みが出たり、かえってひどくなったりしたら、皮膚科に切り替える目安です。
おわりに
かかとは自分からは見えにくくて、ストッキングが引っかかってはじめて気づく場所です。気づいた日に慌てて削るより、お風呂上がりにいちばん先に塗る、家では靴下をはく、という小さな順番の入れ替えのほうが、秋から冬を通して効いてきます。毎日できなくても大丈夫。思い出した夜に塗れば、それで十分です。痛いときだけは我慢せず、皮膚科を頼ってくださいね。
X(@tax_kiichan)でも、季節の暮らしや肌の小さな悩みをつぶやいています。
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※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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