固定費の見直し、効果が大きい順に5つ|がまんせずにお金を残す

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こんにちは、税理士のきいちゃんです。

「節約してるのに、なぜかお金が残らないんです」

お金の相談で、いちばんよく聞く悩みかもしれません。そして、その多くは節約する場所を間違えていることが原因です。

ランチ代を我慢しても、月に数千円。しかも毎日がまんし続ける必要があります。同じ数千円なら、一度手続きすれば二度と手間のかからない場所から取るほうが、確実に続きます。

効果が大きい順に整理します。

1位:使っていないサブスクと会員費

いちばん最初にやるべきはここです。満足度をまったく下げずに、金額だけが減ります。

動画配信、音楽、クラウドストレージ、アプリの課金、通っていないジム、届き続ける定期便。どれも月数百円から数千円ですが、5つ重なれば年間5万円を超えます。

探し方は簡単です。クレジットカードの明細を過去3か月ぶん開いて、毎月同じ金額で並んでいるものに印をつけていってください。心当たりのないものが必ず出てきます。

きいちゃんメモ

解約が面倒で続いているものが本当に多いです。「今月中に1つだけ解約する」と決めて、いま画面を開いてください。1つ消せば、来月も同じ作業をする気になります。

2位:保険

金額のインパクトでは最大です。月2万円払っていれば年24万円、20年で480万円になります。

見直すときの軸はひとつだけです。

それが起きたとき、貯金では耐えられないか

貯金で払える程度の出費に保険をかけると、手数料のぶんだけ損をします。逆に、起きたら生活が崩れることには保険が要ります。

  • 要ることが多い/子どもがいる家庭の死亡保障、収入が途絶えたときの備え、自動車の対人対物
  • 見直し候補/貯蓄性と保障が混ざった商品、入院1日いくらの特約、独身の方の手厚い死亡保障

公的な保険が意外と手厚いことも知っておいてください。会社員なら高額療養費制度で医療費の自己負担には上限がありますし、病気やけがで働けない期間には傷病手当金があります。民間の保険は、その上に足りない分だけ乗せるものです。

3位:通信費

手続き1回で、以後ずっと効きます。大手キャリアから格安の料金プランに変えると、月に3,000円から5,000円変わることも珍しくありません。年間で4万円前後です。

「手続きが面倒そう」で止まっている方が多いのですが、いまはオンラインで完結します。半日の手間で年4万円なら、時給としてはかなりのものです。

使っていない光回線のオプション、ほとんど見ていない有料チャンネル、実家に置いたままの固定電話。このあたりも一緒に確認してください。

4位:住居費

効果は最大級ですが、動くコストも大きいので4位にしました。引っ越しには敷金・礼金・仲介手数料・家具の買い替えがかかります。

それでも、家賃を1万円下げれば年12万円、5年で60万円です。更新のタイミングが近いなら、一度は相場を調べる価値があります。

住宅ローンがある方は、金利の見直しも選択肢です。残高と残り期間によっては、借り換えの手数料を差し引いても得になることがあります。ただし計算が複雑なので、金融機関のシミュレーションで必ず総額を出してから判断してください。

5位:車

都市部にお住まいで、週末しか乗らないなら考える価値があります。

車は本体価格だけでなく、駐車場、自動車税、任意保険、車検、ガソリン、タイヤ交換がかかります。合計すると年間30万円から50万円になることも多い。

その金額でカーシェアやレンタカー、タクシーをどれだけ使えるかを計算してみてください。生活に必要ならもちろん持つべきですが、「なんとなく持っている」なら見直す余地があります。

電力会社の切り替え

電気は、契約先を変えても届くものは同じです。使い方を我慢せずに単価だけが動くので、通信費と同じ「手続き1回で以後ずっと効く」側に入ります。ただし、いまの契約プランと使用量によっては、かえって高くなることもあります。検針票を1枚手元に置いて、使用量(kWh)で比べてください。対象エリアや料金は申込み前に公式ページで最新表示を確認してください。

見直しの順番

  1. 使っていないサブスク・会員費(今日できる。痛みゼロ)
  2. 保険(貯金で耐えられないものだけ残す)
  3. 通信費(手続き1回で以後ずっと効く)
  4. 住居費(効果は大きいが動くコストも大きい)
  5. 車(生活に必要かどうかで判断)

やってはいけない見直し方

全部を一度にやろうとすることです。気力が続かず、結局ひとつも終わりません。

1か月に1項目でいいです。1位から順にひとつずつ潰していけば、5か月後には月2万円から3万円が浮いている計算になります。

それと、食費と交際費から削らないこと。毎日がまんが必要な節約は続きませんし、人と会う機会を減らすと、仕事の話も情報も入ってこなくなります。

おわりに

固定費の見直しがいいのは、一度やれば来年も再来年も効き続けるところです。がまんの量ではなく、仕組みでお金が残るようになります。

まずはカードの明細を3か月ぶん開くところから。5分で終わります。

Xでも税金とお金の話をつぶやいています。よければ@tax_kiichanものぞいてみてください。

※本記事は一般的な家計管理の考え方を紹介するものです。金額はあくまで例であり、適切な見直しの内容は収入や生活状況によって異なります。保険の見直しにあたっては、現在の契約内容を必ずご確認ください。

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