Wi-Fi中継機が速くならないのは置き場所?|弱い部屋ではなく中間に置く考え方

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こんにちは、税理士のきいちゃんです。

「Wi-Fiの中継機を買って、電波の弱い部屋に挿したのに、かえってつながりにくくなった気がする」

中継機は、置き場所で効き方が大きく変わる道具です。先に答えを書くと、中継機は「電波が弱い部屋」ではなく、「親機と弱い部屋の中間で、親機の電波がまだ十分届く位置」に置きます。中継機は親機から受け取った電波を、もう一度送り直す仕組みです。受け取る時点で電波が弱ければ、弱いものを遠くへ配るだけになります。

この記事では、置き場所の考え方、避けたい場所、2.4GHz帯と5GHz帯の違い、メッシュWi-Fiとの違い、設置後にスマホで確かめる手順を順に整理します。在宅ワークの部屋を例にします。

弱い部屋に挿すと、なぜうまくいかないのか

中継機は「親機とのやりとり」と「スマホやパソコンとのやりとり」を両方こなしています。弱い部屋に挿すと、手元のスマホとの間は強く見えても、その先の親機とのやりとりが細いままです。アンテナ表示は満タンなのに動画が止まる、という状態はここで起きます。

メーカーの設置案内でも、中継機は親機と、使いたい端末との中間付近で、障害物の少ない場所に置くよう書かれています。中継機のランプで親機との電波状態を表示する機種では、状態が悪いときは親機に近い場所に置き直すよう案内されています。「中間」は距離のちょうど半分ではなく、親機の電波がまだしっかり届いているうちの、いちばん奥と考えると分かりやすいです。

避けたい場所は、床・棚の奥・金属・水まわり

中継機はコンセントに直接挿す形が多く、置き場所がコンセントの位置で決まりがちです。そのうえで、次の場所は避けるのが一般的です。

  • 床に近い低いコンセントや、床への直置き。電波が床や家具に吸われやすくなります。置き型やスタンド付きの機種なら、棚の上など高い位置に置くほうが有利です。延長コードや電源タップを使えるかどうかは、取扱説明書の設置条件で確かめてください
  • 棚の奥やテレビ台の中など、四方を囲まれた場所
  • 金属製のラックや家電の裏。金属は電波を通しにくい素材です
  • 水槽・花瓶・水回りの近く。水も電波を弱めます
  • 電子レンジのそば。2.4GHz帯は電子レンジと同じ周波数帯を使うため、使用中に途切れやすくなります

本体のまわりに一定のすき間を空けるよう指定している機種もあります。挿す前に取扱説明書の設置条件を一度見ておくと安心です。

2.4GHz帯と5GHz帯、どちらにつなぐか

一般に、2.4GHz帯は壁や床を回り込みやすく遠くまで届く代わりに、電子レンジなどの影響を受けやすく速度は控えめです。5GHz帯は速く混雑しにくい一方、壁や階をまたぐと弱まりやすい性質があります。

中継機と親機の間が壁1枚程度なら5GHz帯、階をまたぐなど距離があるなら2.4GHz帯のほうが安定することがあります。どちらが合うかは家の造りで変わるので、決め打ちせず、両方で手元の様子を比べてみるのが確実です。デスクトップパソコンの場合は、本体側の受信の仕方でも結果が変わります。受信のしかたの選び方はデスクトップPCをWi-Fiにつなぐ3つの方法にまとめています。

メッシュWi-Fiとの違い

中継機は、いまの親機に1台足して範囲を広げる道具です。機種によっては親機とは別のネットワーク名で電波を出し、部屋を移動しても端末が自動で切り替わらないことがあります。メッシュWi-Fiは、複数の機器が連携して家全体を1つのネットワークとして扱う仕組みで、移動したときの切り替えが自動になりやすいのが特徴です。

弱い部屋が1つだけなら、まず中継機の置き場所を見直す。弱い場所が家のあちこちにある、階をまたいで何部屋も使う、という場合はメッシュWi-Fiも選択肢に入ります。回線やルーター自体を見直す段階なら、光回線とホームルーターの比べ方も参考にしてください。

設置したら、スマホで電波を確かめる

置いて終わりにせず、場所が合っているかを確かめます。手順は次のとおりです。

確かめる4ステップ

  1. 中継機の電波状態のランプを見る(ランプで表示する機種の場合)。弱い表示なら親機寄りに移す
  2. 使いたい部屋でスマホのWi-Fi設定を開き、中継機につながっているか、アンテナ表示がどうかを見る
  3. 同じ部屋で動画やビデオ会議のテストを数分流し、止まらないかを見る
  4. だめなら中継機を1部屋ぶん親機側へ移して、2と3をやり直す

アンテナ表示は手元と中継機の間しか表していないことがあるので、実際に使う作業で確かめるのが大事です。メーカーの専用アプリで電波の強さを測れる機種もあるので、手持ちの機種の説明書を確認してみてください。

在宅ワーク部屋の例

たとえば、1階のリビングに親機があり、2階の奥の部屋で仕事をする場合。2階の仕事部屋に中継機を挿すより、階段の近くや、親機の真上に近い2階の廊下に置くほうが、親機からの電波を受け取りやすくなります。1階の天井に近い高い位置のコンセントを使う手もあります。

平屋や同じ階で、リビングの親機から廊下の先の部屋で仕事をする場合は、廊下の途中でドアや収納にさえぎられない位置が候補になります。机の下の低いコンセントや、パソコン本体の裏は避けてください。ビデオ会議が多い方は、会議の時間帯に電子レンジを使う場所とのあいだに中継機がないかも見ておくと、途切れる原因を1つ減らせます。机まわりの配置は在宅ワークの机配置でも整理しています。

中継機を2台つなげば、もっと遠くまで届きますか?

中継をさらに中継すると、そのたびに速度が落ちやすくなります。対応しているかどうかも機種によって違います。弱い場所が何か所もあるなら、メッシュWi-Fiを検討するほうが素直です。

おわりに

中継機が効かないと「買い物を失敗した」と感じてしまいますが、多くは置き場所を1部屋ぶん親機に寄せるだけで変わります。親機の電波がまだ届くところで受け取って、その先へ配る。この順番さえ押さえれば、挿し直しは何度でもできます。仕事部屋のつながりにくさが、少しでも軽くなりますように。

X(@tax_kiichan)でも、暮らしと仕事の道具の小さな工夫を発信しています。

※本記事は一般的な情報提供です。仕様や使い勝手は製品によって異なります。実際の使用方法・お手入れは各メーカーの取扱説明書に従ってください。

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