こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「みんな良いって言っているのに、私だけ合わない」
合わなかったからといって、あなたの肌が特殊だとも、使い方が下手だとも言えません。口コミは、使った人全員の結果ではなく、書こうと思った人の、ある条件での感想です。人気の高さと、自分に合う確率は同じではありません。
それでも、期待して買ったものが数日でしまい込まれると、なんとなく自分のほうに問題がある気がしてきます。その気持ちのほどき方を書いていきます。
口コミに並ぶ声は、利用者全員の縮図ではない
とても良かったときに感想を書きたくなる人もいれば、期待と違ったときに書く人もいます。反対に、特別な変化がなく、何も書かない人もいます。画面に見えているのは、使った人のうち投稿までした人の声です。
しかも、肌質、使った季節、組み合わせたもの、試した期間が書かれていない感想もあります。「良かった」「合わなかった」という短い一言だけでは、その人と自分の条件がどのくらい近いのか分かりません。
口コミは役に立たないのではなく、読み取れる範囲が限られています。星の平均を「自分にも同じ結果が出る数字」と見ず、どんな条件で、何を良いと感じたのかを探すために使うのがちょうどいいと思います。
「合わない」は、ひとつの言葉で5つくらいを指している
合わなかった、と口に出すときの中身は、だいたい次のどれかです。分けてみると、次にどうすればいいかが変わります。
刺激があった。ヒリつく、赤くなる、かゆくなる。これはいちばんはっきりした「合わない」で、様子を見て続けるものではありません。使うのをやめてください。おさまらないときや繰り返すときは、自己判断で粘らずに医療機関へ。
使用感が好きになれなかった。とろみが重い、香りが強い、伸ばすときに指が引っかかる。肌には何も起きていないのに、手に取るのが億劫になるタイプです。相性というより好みの問題で、良し悪しではありません。
仕上がりが思っていたのと違った。ツヤが自分にはテカリに見えた、マットが乾いて見えた。同じ仕上がりでも、自分の顔立ちや普段の服装に乗せたときの印象は別物です。
続けられなかった。手順が一つ増えるだけで、朝の支度からこぼれ落ちるものがあります。良いか悪いかの前に、生活のかたちに入らなかった。これは新しいコスメを買っても2週間で元のメイクに戻るのと同じ理由で起きます。
使った時期の条件を切り分けられなかった。季節や体調、ほかに変えたものが重なると、製品だけの感想なのかを判断しにくくなります。これは次の話につながります。
「肌に合わない」と「条件を切り分けられない」は別のこと
ここをいっしょにすると、選択肢がむだに狭くなります。
季節の変わり目、睡眠が乱れた週、生理の前後、日差しを長く浴びた日などは、肌の感じ方がいつもと違うことがあります。そこへ新しいものを複数加えると、どの変化と関係しているのか分からなくなります。季節の変わり目に肌が揺らぐときの、減らすもの・戻すものの順番も参考にしてみてください。
同じ時期に下地や洗顔方法まで変えていたら、新しく買ったものだけが理由とは断定できません。原因探しを続けるより、まず「同時に何を変えたか」を整理するほうが先です。
香りや仕上がりが好みでなかっただけなら、使う場面を変えて考え直す余地があります。一方、赤み、かゆみ、痛みなどが出たものは自己判断で試し直さず、使用を中止してください。症状が続くときや強いときは医療機関へ相談しましょう。
合わなかったときは、一度に1つだけ戻す
ここでは、症状がなく、使用感や仕上がりだけが期待と違った場合と、赤みやかゆみなどが出た場合を分けます。同じ「合わない」でも、取るべき行動は同じではありません。
不快な症状がなく、使い心地を確かめたいだけなら、いちばん最近変えたものを外し、ほかを動かさない方法があります。次に何かを試すときも、変えるのは一度に1つだけ。これなら、何についての感想なのかが分かりやすくなります。
赤み、かゆみ、痛み、腫れなどがある場合は、この切り分けを自分で続ける場面ではありません。新しく使い始めたものの使用を中止し、症状が続くときや強いときは医療機関で相談してください。
次に試すときに、先に決めておく3つ
試す前の準備で、あとの迷いはかなり減ります。
何を確かめたいかを、使う前に決める。香り、塗ったあとの感触、朝の使いやすさなど、見る点を一つに絞ります。決まった期間を我慢したり、一本を使い切ったりする必要はありません。違和感があれば中止します。
同時に2つ変えない。二つ同時に入れると、良かったときも悪かったときも、どちらのおかげか分かりません。楽しみが半分に減る気もしますが、次に活きるのはこちらです。
試し方の表示を確認する。少量から使うよう案内されている製品もあります。メーカーの表示に従い、小さな範囲で問題がなくても、顔全体で同じとは限らないことは覚えておきます。
口コミは、星の数より「書いた人の状況」を読む
点数の平均は、自分にも同じ結果が出ることを約束する数字ではありません。見るなら、書いた人の条件が自分と近いかどうかです。
いつの季節に使ったのか。乾燥に困っている人なのか、崩れに困っている人なのか。どのくらいの期間使ったのか。同じような困りごとを書いている人の感想は、絶賛でも酷評でも参考になります。逆に、まったく違う悩みの人の絶賛は、情報としてはあまり効きません。
疑ってかかる必要はありませんが、自分の生活に置き換えたらどうかな、と一度だけ考えてみる。それだけで十分です。
おわりに
絶賛されているものが合わなかったとき、いちばんつらいのは、肌より気持ちのほうだと思います。みんなが良いと言っているものを使いこなせない自分、という感じがしてしまう。
でも、合わなかったという事実だけで、あなたの肌が特殊だとも、使い方が下手だとも決まりません。その製品と、そのときの条件が自分には合わなかった。まずはそこまで受け取れば十分です。
合わなかったものが一つ増えたということは、自分の輪郭が一つはっきりしたということでもあります。次に選ぶとき、その一つがちゃんと効いてきます。
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X(@tax_kiichan)でも、暮らしのなかで気づいたことを少しずつ書いています。よかったらのぞいてみてください。
※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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