こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「ふたが合う容器が、いつも見つからない」
作り置きを入れようとして、本体を持ったまま引き出しをかき回す。合いそうなふたを三枚ためして、どれも少しずつ大きい。結局ラップをかけて冷蔵庫に入れる——そんな夜は、容器そのものより探す手間に疲れます。
先に結論を書きます。保存容器を1種類に揃えて変わるのは、じつは探す時間よりも、置き方と戻す場所のほうです。そして揃えないほうがいい場合もはっきりあります。作り置きをしない人、家族の食べ方が変わる時期の人には、たぶん向きません。
バラバラだと、何に時間を取られているのか
まず、いま起きていることを分けてみます。
ひとつはふた探しです。丸と四角、深いのと浅いの、もらいものやテイクアウトの容器。本体とふたが別々にしまわれていると、組み合わせを探す作業が毎回発生します。
もうひとつは、冷蔵庫の中の空きです。高さの違う容器を並べると、いちばん背の高いものに棚の高さが引っ張られ、その上に空間が余ります。庫内には空きが見えるのに、次の容器を置きにくい状態です。
三つめは、洗ったあとです。形が違うと乾かす向きも置き方も毎回変わるので、水切りかごの上で崩れやすくなります。食器棚でも、重ならない容器は安定して積みにくいものです。
時間としては、たぶん一回あたり数十秒の話です。ただ、これが毎日夕方の疲れているときに来るのが厄介なところだと思っています。
揃えると変わるのは、四つ
ふたが共通になる。これがいちばん大きいです。サイズ違いでもふたの規格が同じシリーズなら、探す工程そのものが消えます。
積み重ねやすくなる。空のときに重ねて収納でき、中身を入れた状態でも安定して積める製品なら、庫内や引き出しの高さを使いやすくなります。
指定席を決めやすくなる。同じ形のものは、置く場所を一か所にまとめられます。戻す場所が迷わないものは、使ったあとも片づけやすい。これは掃除道具でも洗剤でも同じで、洗剤の種類を減らすと掃除が続く理由に書いたことと構造がそっくりです。
中身を確認しやすくなる。透明な素材なら、開けなくても残りが見えます。冷蔵庫の奥へ置いたものにも気づきやすくなるのは、地味ですが助かるところです。
選ぶときの物差し
迷うところなので、材質から整理します。
ガラスは、においや色が移りにくく、中身が見えます。そのぶん重く、落とすと割れます。冷蔵庫の上の段や、子どもが自分で出す家庭では扱いにくい場面が出てきます。
ホーローは、においが移りにくく直火に対応するものもありますが、中身が見えません。ラベルや置き場所で管理する前提になります。
樹脂は軽くて割れにくく、数を揃えやすい。ただ、カレーやトマトのような色とにおいの強いものを繰り返し入れると、跡が残ることがあります。
電子レンジ・食洗機・オーブン・冷凍に対応するかは、同じ素材でも製品ごとに違います。ふただけ電子レンジ不可、というものも珍しくありません。ここは容器の表示と取扱説明書を必ず見てください。
材質のほかに見ておきたい4つ
- サイズは何種類にするか。よく使う量に絞り、ふたとの組み合わせを覚えられる数にします。種類を増やしすぎると、また探す作業が戻ります
- ふたの構造。パッキンや弁がある製品は、外して洗う部品も確認します。密閉性や液漏れへの対応は製品ごとに異なるので、持ち運ぶなら表示を確かめます
- 四角か丸か。四角は庫内に並べやすいものがあり、丸は角を洗う手間がありません。ただし、積みやすさや洗いやすさは形だけでなく製品の構造でも変わります
- 洗う部品の数。本体・ふた・パッキン・弁で4つになる製品もあります。部品が増えるほど、外す・洗う・乾かす手数も増えます
揃えないほうがいい場合
ここが本題かもしれません。
作り置きをしない家庭では、そもそも容器の出番が少ないです。いま持っている器や容器で足りているなら、新しく揃えても収納するものが増えるだけになります。
家族の人数や食べ方が変わる時期も、少し待ったほうが無難です。進学や独立、生活時間の変化があると、必要なサイズも変わります。変化の途中で一式そろえると、使わない容器が残るかもしれません。
冷凍が中心か冷蔵が中心かでも、選ぶものが変わります。冷凍の平たい板状に凍らせたい人と、冷蔵で二日分を保存したい人では、深さの好みが逆になりがちです。
使い始めてから困りやすいこと
やめた人の理由は、いくつかに集まります。
まず、パッキンを外して洗う工程が増えること。密閉のための構造と、毎日無理なく洗える構造は、分けて確かめる必要があります。
次に、重さです。ガラス製などは、中身を入れるとさらに重くなります。取り出す人が自分だけではない家庭では、棚の高さや持ちやすさも見ておきたいところです。
そして、一度に買い替えると、使わないサイズが出ても途中で調整できません。先に少数を使ってみる理由は、ここにあります。
「揃える」は、全部を同じ素材にすることではありません。ふたの規格が共通で、積み重ねやすく、置き場所が決まる。この3つが満たされるなら、冷蔵用は樹脂、温めるものは対応表示のあるガラス製、という分け方もできます。
入れ替えるなら、よく使うサイズから1つずつ
いちどに全部やらないほうが、たぶんうまくいきます。
まず一週間、どのサイズをいちばん使ったかを見ます。だいたい一つに偏っているはずです。そこだけを新しい規格で2つか3つ買って、同じ場所に置く。使ってみて、洗う手数と積み具合が自分に合っていたら、次によく使うサイズへ進みます。
古い容器は、すぐ捨てなくていいです。しばらく別の場所にまとめておいて、一か月使わなかったものから手放す。この順にすると、判断で迷いません。洗い場が詰まる話とつながるところは、食洗機がない台所で、洗い物を減らす順番にも書いています。
おわりに
ふたが見つからない夜がしんどいのは、段取りが悪いからではなく、探す作業が疲れている時間帯に集中しているからだと思います。
全部を揃える必要はありません。いちばん使うサイズのふたが、迷わず手に取れる。そこまでで十分に変わります。合わなければ戻せばいいので、気楽に試してみてください。
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※本記事は一般的な情報提供です。仕様や使い勝手は製品によって異なります。実際の使用方法・お手入れは各メーカーの取扱説明書に従ってください。

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