夏に似合っていた口紅が急にしっくりこない|秋口に変わったのは肌と光

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こんにちは、税理士のきいちゃんです。

「同じ口紅なのに、急に顔が浮いて見える」

9月に入って、朝の鏡の前で数秒固まる日が増えました。口紅は先月と同じもの。塗り方も変えていません。なのに、唇だけが先に主張して見える。あの感じです。

先に結論を書くと、変わったのはたぶん口紅ではありません。肌の色と、着ている服の色と、当たっている光のほうが変わったのだと思います。買い足す前に、いま持っている色の「塗り方」を先に変えてみてほしいのです。それで落ち着くことが、けっこうあります。

変わったのは口紅ではなく、肌と服と光

口紅の色は、単独では決まりません。唇のすぐ上には肌があり、その下には服の襟元があり、全部にその日の光が当たっている。夏のあいだ、その背景は「日に焼けた肌・淡い色の服・強い自然光」でした。9月上旬は、三つが同時に入れ替わっていく時期です。変わったのは、まわりのほうです。

端境期に色がずれて見える、いくつかの理由

断定できる話ではないので、よく言われる要因として並べます。

日焼けが引いていく途中である。焼けた色は一斉には戻らず、頬・額・あご・首との境目で進み方がばらつきます。トーンがそろわない時期に濃い色をのせると、その一点だけが浮いて見えます。

服の色が入れ替わる。白いTシャツから、濃い色やくすんだ色のカットソーへ。顔のすぐ下の、いちばん面積の大きい色が変わります。淡い服の上で軽やかだった色が、濃い服の上では重たく見えます。

光が変わる。日差しの角度が下がり、照明を点ける時間が早くなります。自然光と、白っぽい蛍光色と、オレンジみのある電球色。同じ唇が別の色に見えます。

きいちゃんメモ

色の判定は、洗面所の照明だけでしないほうがいいです。塗ったあと玄関先まで出て、外の光で一度見る。洗面所ではちょうどよかったのに外では濃かった、という日がよくあります。

買い足す前に、塗り方でできる5つの手直し

全部やらなくていいので、一つ試して落ち着いたらそこで止めてください。

1. 直塗りをやめて、指でぼかす。指先に少し取って、唇の内側から外へ広げます。浮いて見える原因が輪郭のはっきりしすぎ、ということはわりと多いです。

2. 一度ティッシュで押さえる。塗ってから軽く一回。夏の発色は鮮やかさに助けられていたので、そこを一段抜くだけで景色が変わります。

3. 上に透明のものを重ねる。透明のグロス、またはふだんのリップクリーム。色は足さずにつやだけ足す。濃く感じるけれど手放したくない色に向きます。

4. チークの温度感を口紅に合わせる。唇が黄みよりなのに頬が青みより、逆でも、顔の中で色が二方向を向きます。合っていないのは頬のほうかもしれません。

5. ベースメイクの明るさを1段落とす。肌の色が戻る途中でベースだけ白く残っていると、その上の色は全部きつく見えます。ベースを肌に寄せれば、口紅はさわらなくても収まることがあります。この時期は季節の変わり目に肌が揺らぐとき、減らすもの・戻すものの順番も見直しどきです。

それでもしっくりこないときに疑うところ

塗り方を変えてもだめだった、という声も聞きます。ひとつは、顔の下半分を人に見せる機会が増えたこと。口元を覆っていた時間が長かったころに選んだ色は、外で見ると濃く感じられがちです。

もうひとつは、乾きはじめる季節と質感が合わなくなること。夏に心地よかったマットな仕上がりが、空気が乾くと縦じわを拾って見えることがあります。色ではなく質感の問題です。同じ色でつや寄りに替えるほうが早い。

それでも合わないときは、温度感と濃さで考える

ひとつめは温度感。黄みに寄っているか、青みに寄っているか。オレンジやコーラルのような黄みのある色は焼けの残る肌となじみやすい代わりに、色が抜けてくると元気すぎて見えることがあります。青みのあるローズやプラム系は逆で、まだ焼けが残っていると浮きやすい。自分が途中にいるなら、色も途中を選ぶ——どちらにも大きく振れていないベージュがかったピンクやくすんだ赤が、端境期は扱いやすいです。

ふたつめは濃さ。同じ温度感でも、一段違うと別物になります。濃い色は服が薄いうちは強く出るので、秋の服がそろってから出番、と考えるほうが気が楽です。服の色が濃くなるほど唇も一段濃く。朝の判断が速くなります。

診断の分類は手がかりとして便利ですが、「これ以外を使ってはいけない」という決定ではありません。分類の外の色でも、塗り方と濃さで着地します。好きな色を先に諦めないでほしいなと思います。

手持ちを見直すときは、口に入るものとして見る

見直すなら、色の好みより先に見てほしいところがあります。口紅は唇に触れて、少しは口の中に入るものです。開封から時間が経っているもの、においや質感が変わったもの、夏に車の中や窓際に置きっぱなしだったもの。色が気に入っていても、無理に使わないほうが安心です。

きいちゃんメモ

「何年までなら大丈夫」という一律の目安は書きません。処方も容器も保管環境も違うからです。使用期限や保管方法は、パッケージや説明書のメーカー表示を確認してください。

数を減らすかどうかは別の話です。持ち歩く分だけ整えたい人は、コスメポーチを減らしたい|外出先で使う3つの動作から選ぶ毎日の中身が近いかもしれません。

秋口に色がずれたと感じたら

  1. 変わったのは口紅ではなく、肌・服・光のほうだと考える
  2. ぼかす/押さえる/つやを足す/チークを合わせる/ベースを1段落とす
  3. 選び直すなら、温度感(黄みか青みか)と濃さの二つで見る
  4. 乾く季節は、色ではなく質感をつや寄りに
  5. 手持ちは、においや質感の変化を先に見る。期限はメーカー表示に従う

おわりに

「似合わなくなった」と思うと、自分のほうが劣化したような気持ちになります。でも、いま起きているのは全然ちがうことです。肌の色が戻っていって、服が変わって、光の色が変わった。似合わなくなったのではなく、季節が変わっただけです。

この端境期も長くは続きません。数週間もすれば、同じ口紅がまた元の顔に戻っていたりします。鏡の前でうまくいかない朝があっても、それは手を抜いた結果ではなく、背景が動いている最中にちょうどいいところを探しているだけです。

X(@tax_kiichan)でも、季節の切り替わりで戸惑ったことをつぶやいています。

※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。化粧品の使用期限や保管方法は各メーカーの表示に従ってください。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。

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