こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「夕方になると、部屋が急に暗く感じる」
九月に入ると、夏より早い時間から室内が暗く感じやすくなります。気づかないうちに薄暗い場所で書類や画面を見続けていた、という人もいるでしょう。日没時刻は地域によって違うため、まずは自分が長く過ごす場所の見え方を確認します。
先に結論を書きます。部屋の明かりを1つにしないこと。天井のシーリングライトだけで夕方から夜を過ごすと、選択肢が「暗いか、眩しいか」の二択になります。手元と足元に小さい明かりを足すと、そのあいだの段階が生まれて、切り替えがぐっとラクになります。
夕方は、昼と同じ照明設定のままにしない
昼のあいだは、天井照明だけでなく窓から入る光も手元を照らしています。夕方に自然光が減っても天井照明が昼と同じ設定なら、書類やまな板など必要な場所だけが見えにくくなることがあります。部屋全体を最大まで明るくする前に、作業する場所へ小さな照明を足せるかを考えます。
多くの人はここで天井の明かりを最大にします。手元は明るくなりますが、部屋は昼のまま夜へ突入する。夕食も寝る前も同じ光の下で、切り替わる感じのないまま一日が終わります。
明かりを足す場所は、この4つから
仕事机——手元に1つ足すと、天井をいじらなくてよくなる
いちばん効くのがここです。机の上に明かりが1つあると、天井を明るくする理由がなくなります。置くのは利き手と反対側。右利きの人が右に置くと、書く手の影がノートに落ちます。
見るのは、アームが動くかと、土台が机をどれだけ占領するか。狭い机なら天板をはさむクリップ式です。机まわりの配置が気になる方は、在宅ワークの机配置|疲れる前に見直したい6つの距離もどうぞ。明かりと距離はセットで効いてきます。
キッチン——自分が影を作っていないか
キッチンは天井の照明が背中側にあることが多く、立っている自分の体がまな板の上に影を作っています。明るさが足りないのではなく遮っているだけ、ということが本当によくある。包丁を持つ前に一度、手元を見てください。影が落ちていたら、吊り戸棚の下や壁沿いに細長い明かりを1本。水はねのかかる位置は避け、拭ける素材で。
食卓——低い位置に、暖かい色を1つ
低い位置から暖かい色の明かりが落ちていると、食事の時間の感じ方が変わります。部屋全体を均一に照らすのと、テーブルの上だけが明るいのとでは、同じ料理でも別ものに見える。ペンダントライトが吊れないなら、小さなスタンドを端に置くだけでも近づきます。
寝る前——寝室の天井をつけっぱなしにしない
寝室に入ってから布団に入るまでの十数分を、天井の照明をつけたまま過ごしている人は多いと思います。枕元に小さな明かりが1つあれば、天井を消してから支度ができる。コンセントに挿すだけのタイプで十分です。
いきなり4つ買わないでください。まず1つ、いちばん長く座る場所に置いて2週間使う。使わなかった場所には次も置かなくて大丈夫です。道具を増やすより、どこで詰まっているかを先に見つけたほうが早い。
色は「作業する場所は白っぽく、夕方以降は暖かく」
電球の色には大きく3つの呼び方があります。オレンジがかった電球色、自然な白の昼白色、青みのある昼光色。順に、暖かい色から白っぽい色へ並びます。
出発点として、作業する場所は白っぽい色、くつろぐ時間は暖かい色から試せます。仕事机とキッチンは白っぽい側、食卓と寝室は暖かい側を候補にし、壁や家具の色、実際の見え方、同居する人の好みに合わせて調整してください。
ただ、これは「何ケルビンが正解」という話ではありません。壁紙や家具の色で見え方は変わりますし、同じ表示でもメーカーによって幅があります。数値を追うより、自分の部屋で見て決めてください。色と明るさの両方を変えられる器具なら、数を増やさず時間帯で変える手もあります。
切り替えを手でやらない
ここまで書いておいてなんですが、明かりを増やして面倒なのは「つけて回ること」です。忙しい日はやりません。
毎回の操作が続かないときは、器具側のタイマー機能など、メーカーが案内する方法で切り替えを補助できます。コンセントにはさむタイプの機器を使う場合は、照明器具が通電だけで再点灯する方式か、双方の取扱説明書で自動操作が認められているか、定格容量の範囲内かを先に確認してください。
コツは、最初から全部を自動にしないこと。まず1か所だけ試し、取扱説明書どおり安全に動くことと、不便がないことを確認してから次を考えます。この進め方は家事の自動化は1動作から|失敗しにくい設定の作り方に書きました。増やしすぎると管理そのものが手間になります。
合わなかった人の理由
置き場所とコンセントが足りない。近くに空きがないと延長コードが床を這い、掃除機が億劫になって結局しまい込みます。置く前に位置の確認を。
間接照明を増やしたら、逆にまぶしい。光源が直接目に入る高さにあると、部屋が暗いぶんかえって眩しく感じることがあります。壁や天井へ向ける、シェードで光源を隠す、目線から外すなど、置き方を変えて確認します。
リモコンが行方不明になる。器具が増えるとリモコンも増えます。貼れるホルダーを先に用意するか、リモコンのないタイプを選ぶか。決めないと、使わない明かりができます。
賃貸で天井の器具を替えられない。替えなくて大丈夫です。クリップ式、床置きのスタンド、挿すだけのタイプ。天井をあきらめても、手元と足元は自由に作れます。天井の配線をいじる工事は資格が要る領域なので、考えなくて構いません。
器具を選ぶとき、対応する電球の種類とワット数の上限は必ず確認してください。器具の表示にも取扱説明書にも書かれています。ここだけは「たぶん大丈夫」で進めないところです。
夕方の明かり、見直す順番
- いちばん長くいる場所に、手元の明かりを1つ足す
- 作業する場所は白っぽい色、くつろぐ場所は暖かい色へ
- 置く前にコンセントの位置と、光源が目に入らない高さを確認
- 続いたら、1か所だけ時間で切り替わるようにする
おわりに
秋から冬にかけて日没時刻は変わります。夕方に部屋が見えにくいと感じたら、気合いで我慢せず、手元や足元など必要な場所の明かりから確認してみてください。
全部そろえる必要はありません。今日の夕方、いちばん長く座っている場所の手元だけ見てみてください。薄暗かったら、明かりを1つ足す。それで足りたなら、ほかは今のままで十分です。
暮らしの道具やお金まわりの話は、X(@tax_kiichan)でもつぶやいています。よかったらのぞいてみてください。
※本記事は一般的な情報提供です。仕様や使い勝手は製品によって異なります。実際の使用方法・お手入れ・適合する電球は各メーカーの取扱説明書と器具の表示に従ってください。

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