こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「マネーフォワード クラウド確定申告は3プランありますが、料金だけ見ても違いが分かりません。どれを選べばいいですか?」
先に結論です。消費税申告が必要ならパーソナル以上、操作方法を電話で聞きたいならパーソナルプラスが候補です。そのどちらでもなければ、証憑の件数、帳簿データの出力、複数人での利用まで見て、パーソナルミニとパーソナルを比べます。
この記事では、マネーフォワード公式の料金ページと公式サポートを2026年8月28日に確認し、個人向け3プランの選び方を整理しました。料金や機能は変わることがあるため、申込み前には必ず公式ページの最新表示も確認してください。
3プランの料金と主な違い
2026年8月28日時点の基本料金は次のとおりです。表示はすべて税抜です。年払いの「月額」は、年額を月あたりで示した金額で、実際には年額を一括で支払います。
| プラン | 年払い | 月払い | 選ぶ決め手 |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 900円/月 10,800円/年 | 1,280円/月 | 消費税申告が不要で、機能を絞りたい |
| パーソナル | 1,280円/月 15,360円/年 | 1,680円/月 | 消費税申告、証憑の保存、帳簿出力も使いたい |
| パーソナルプラス | 2,980円/月 35,760円/年 | 設定なし | 操作方法を電話でも相談したい |
青色・白色の確定申告書作成、電子申告、銀行・クレジットカード明細の自動取込、メール・チャットによる操作サポートは、3つの有料プランで利用できます。申告書を作れるかだけで比べると差が見えにくいので、申告までの毎月の作業で選ぶのがポイントです。
選び方1.消費税申告が必要か
最初に確認したいのは、所得税ではなく消費税の申告です。パーソナルミニでは消費税申告書を作成できません。マネーフォワード上で消費税申告まで行うなら、パーソナルかパーソナルプラスを選びます。
「売上が少ないから消費税は関係ない」とは限りません。インボイス発行事業者として登録した方など、売上高だけでは決まらない場合があります。まず免税事業者とインボイスの関係を確認し、売上が増えてきた方は売上1,000万円を超えたときの確認事項も一緒に整理してください。
自分が課税事業者か分からない段階で、安さだけを理由にミニへ決めないこと。消費税申告の要否を確認してから、次の比較へ進むと選び直しを減らせます。
選び方2.レシート撮影と証憑保存の件数
レシートなどを撮影し、文字を読み取って仕訳候補を作る機能にも差があります。公式料金ページでは、パーソナルミニは月15件まで、パーソナルは月30件まで、パーソナルプラスは月100件までが追加料金なしの範囲です。
パーソナルミニは16件以上使う場合、上位プランへの変更が必要です。パーソナルは月31件目から、パーソナルプラスは月101件目から、1件につき20円のオプション料金がかかります。こちらも税抜です。
ここで、毎月の読み取り件数と、仕訳に保存できる証憑の総数は別に考えます。公式の機能表では、仕訳への証憑保存はパーソナルミニが1,000件まで、パーソナルとパーソナルプラスは無制限です。まず直近3か月のレシートや請求書を数え、月平均と繁忙月の両方を見てください。
選び方3.帳簿出力と複数人利用が必要か
パーソナルミニとパーソナルの差は、消費税と証憑だけではありません。公式の機能表では、仕訳帳のCSV・MF形式出力、各種帳簿のCSV出力、メンバー追加、残高照合、推移表などは、パーソナルとパーソナルプラスで利用でき、パーソナルミニでは利用できないと案内されています。
自分一人で入力し、画面上で申告まで完結できれば、ミニで足りることがあります。一方、税理士や家族、経理担当者と分担したい方、帳簿を表計算ソフトで確認したい方、将来ほかのソフトへの移行に備えてデータを出したい方は、パーソナル以上が扱いやすいでしょう。
税理士と一緒に使う予定なら、プランだけでなく権限と作業分担も先に決めます。マネーフォワード対応税理士へ相談前に聞く7つの質問に、確認項目をまとめています。
選び方4.電話サポートに年20,400円の差を払うか
パーソナルプラスは年払いのみで、パーソナルとの年額差は20,400円です。主な上乗せは、追加料金なしで使えるレシート撮影が月100件までになることと、電話サポートです。
ただし、公式の注意書きでは、電話で聞けるのはマネーフォワード クラウド確定申告の操作方法です。仕訳の判断や税務相談、ほかのサービスの相談を受けてもらえるわけではありません。「電話があるから税金のことも聞ける」と考えて選ばないようにしましょう。
画面を見ながら初期設定や操作を質問したい、文字で状況を説明するのが負担、繁忙期に読み取り件数が多い。このような方にはプラスが候補です。メールやチャットで操作を解決でき、月30件の範囲に収まるなら、まずパーソナルを試すほうが費用を抑えられます。
年払いと月払いは、利用期間で決める
パーソナルミニの年払いは、月払いを12か月続けるより年4,560円、パーソナルは年4,800円安い表示です。1年以上使う前提が固まっているなら、年払いは分かりやすい節約になります。
一方、画面や自動取込が自分に合うかは、料金表だけでは判断できません。公式案内では1か月の無料トライアルがあり、有料プランへ自動移行しないとされています。まず取引を少量入れ、連携、仕訳候補、申告画面まで試してから支払方法を決めると安心です。ほかの製品も含めて迷っている方は、先に会計ソフトを比べるときの見方を確認してください。
3分で決めるチェックリスト
- 消費税申告が必要なら、パーソナル以上
- 電話で操作を聞きたいなら、パーソナルプラス
- レシート撮影が月15件以内で、帳簿出力やメンバー追加が不要なら、パーソナルミニを検討
- 月16件以上の撮影、無制限の証憑保存、帳簿出力、共同利用を重視するなら、パーソナルを軸に比較
- 決める前に無料期間で、自分の口座と実際の取引を少量試す
マネーフォワード クラウド確定申告
まず無料期間で、自動取込の相性と必要なプランを確かめたい方へ。登録後は、消費税申告の要否、毎月の証憑件数、必要なサポートを基準に選びましょう。
おわりに
料金だけならパーソナルミニが最も低く見えます。でも、消費税申告が必要だったり、証憑が増えたり、帳簿を出力したくなったりすると、途中で必要な機能が変わります。
いちばん安いプランではなく、今年の申告と毎月の作業が止まらないプランを選んでください。迷ったら、消費税、証憑件数、共同利用、電話サポートの4項目を紙に書き、無料期間で実際の操作を確かめるところから始めましょう。
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税金と仕事のお金の話はX(tax_kiichan)でも書いています。
※本記事は2026年8月28日時点のマネーフォワード公式料金ページ・公式サポートの表示にもとづく情報提供です。料金はすべて税抜で、プラン、機能、無料期間、オプション料金は変更されることがあります。申込み前に公式サイトで最新条件をご確認ください。消費税の納税義務や申告方法は個別事情で異なるため、税務署または税理士へご相談ください。

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