こんにちは、税理士のきいちゃんです。
「机の下のコードをきれいに束ねたのに、一本抜くたび全部ほどくことになります」
配線整理の答えは、細く束ねることではありません。抜き差しする頻度で分け、電源コードを安全に点検できる状態にすることです。見た目を整える前に、床から上げる、重い物の下から出す、定格を確認する順番で進めます。
配線は、仕事道具の一部であると同時に電気製品です。製品評価技術基盤機構は、コードを束ねたまま使うこと、家具などで踏みつけること、ほこりをためること、テーブルタップの定格を超えることによる事故へ注意を呼びかけています。収納用品を買う前に安全を見ます。
1.写真を撮ってから、すべての行き先を確認する
電源を切り、機器の取扱説明書に従ってプラグを抜ける状態にします。作業前の写真を撮り、一本ずつ、どの機器へつながるかを確認します。用途不明のコードはその場で抜かず、両端をたどってください。
プラグやコードに変色、焦げ、ひび、つぶれ、異常な曲がりがないかを見ます。異臭や発熱、傷みがあるものは使用を続けず、メーカーや電気の専門家へ相談します。テープで巻いて隠すだけでは修理になりません。
2.常設、毎日、たまに使うの三つへ分ける
- 常設:ディスプレイや据え置き機器など、ほぼ抜かない
- 毎日:ノートパソコンやスマートフォンの充電
- たまに:カメラ、外付け機器、季節用品
三つを一つの束にすると、たまに使う一本のために全部を触ることになります。常設は机の奥で動かない経路へ、毎日使うものは手前の差し込みやすい位置へ、たまに使うものは外してラベル付きで保管します。
3.電源コードをきつく巻かない
余ったコードを小さく固く巻いたり、束ねたまま大きな電力を使う機器へ接続したりしないでください。コードはねじらず、家具の脚、扉、キャスターが通る場所を避け、放熱と点検ができる余裕を残します。
テーブルタップは本体表示と取扱説明書で定格を確認します。差込口が空いていることと、さらに機器をつなげてよいことは同じではありません。消費電力の大きい家電は、延長コードやたこ足配線へ安易につながず、製品側の説明に従います。
配線カバーの中へ隠す前に、プラグを抜けるか、ほこりを拭けるかを試してください。見えない配線ほど、点検日をカレンダーへ置いておくと安心です。
4.通信線と電源線を役割で分ける
見分けにくいコードには、機器名を短く書いたラベルを両端へ付けます。「黒」「長い」ではなく「外部画面」「パソコン電源」のように役割で書きます。通信線、映像線、充電線が分かれていれば、不具合が起きたとき一本だけ確認できます。
余った長さを机の中央へ集めず、それぞれの機器に近い側へゆるく逃がします。昇降机は、最も高くした状態でも引っ張られず、最も低くした状態でも床へ落ち込まないかを動かしながら確認します。
5.掃除と交換が一人でできるか試す
整理の仕上げは写真映えではなく、一本を交換できることです。パソコンの充電器だけを外し、戻してみます。床を掃除し、テーブルタップの表示を読めるかも確かめます。全部ほどく必要があれば、束を小さく分け直します。
月に一度など無理のない頻度で、ほこり、プラグの緩み、コードの圧迫を見ます。新しい機器を足した日にも定格を確認します。「最初に整えたから大丈夫」ではなく、増減したときに見直す仕組みにしてください。
安全に整える5段階
- 行き先と傷みを確認する
- 抜き差し頻度で三つに分ける
- 電源コードをきつく束ねない
- 両端へ役割ラベルを付ける
- 一本の交換と掃除を試す
よくある質問
結束バンドで固定してもよいですか?
電源コードをきつく締め付けたり、小さく巻いたまま使用したりしないでください。配線用品を使う場合は用途、対応する太さ、耐荷重、耐熱性をメーカー表示で確認し、コードに圧力がかからず外して点検できる余裕を残します。
テーブルタップは机の裏へ貼ってよいですか?
製品が想定する向きや固定方法、取付ける面、器具の耐荷重を確認します。プラグの重さで抜けないか、放熱を妨げないか、ほこりを掃除できるかも必要です。粘着材だけで電源器具を支える場合は、落下も考えてください。
コードが長すぎる場合は?
交換可能なケーブルなら、機器メーカーが示す規格と長さに合うものを選ぶ方法があります。固定式の電源コードは自分で短く加工しません。余長はきつく巻かず、踏まれず、熱がこもらず、点検できる経路へゆるく逃がします。
作業を一度に終えられない日は、電源を切れる機器だけを対象にし、一本ずつ写真を撮って進めます。途中で分からなくなったら元の配置へ戻し、機器の公式サポートへ確認してください。見た目を完成させるために、接続を推測しないことが大切です。
おわりに
配線が整っている状態は、コードが見えないことではありません。安全に使え、必要な一本へすぐ手が届き、ほこりを取れることです。まず床にあるコードを確認し、重い物の下と固い束から直してください。
配線だけでなく姿勢や画面の位置も気になる方は、在宅ワークの机配置を見直す順番へ進んでください。
仕事机と暮らしの道具の整え方はX(tax_kiichan)でも書いています。
※本記事は一般的な情報提供です。配線器具の定格、接続方法、交換時期は製品ごとに異なります。参考:製品評価技術基盤機構「電源コード・テーブルタップから出火」。異臭、発熱、変色、損傷がある場合は使用を中止し、メーカーや専門家へご相談ください。

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