季節の変わり目に肌が揺らぐとき、減らすもの・戻すものの順番

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こんにちは、税理士のきいちゃんです。

「先月と同じことをしているのに、なんだか肌が落ち着かない」

八月の終わりから九月にかけて、こんなつぶやきが増えます。私も毎年この時期は朝の鏡の前で手が止まります。何も変えていないのに、いつもの化粧水がなじまない。ファンデーションが粉っぽく浮く。

先に結論を書きます。肌が揺らいでいるときにやることは、「足す」ではなく「減らす」です。そして、減らしたあとに戻すのは三つだけ。この順番を逆にすると、たいてい長引きます。

揺らいだときに手が伸びるのは、たいてい「足すほう」

調子が悪いと感じると、まず何かを買い足したくなります。保湿を足す、パックを増やす。何かしているという感覚が安心につながるので、とても自然な流れだと思います。

ただ、揺らいでいる最中に新しいものを一つ入れると、困ることが起きます。良くなったのか悪くなったのかを、あとから切り分けられなくなるのです。たまたま睡眠が戻ったのかもしれないし、増やした一工程そのものが刺激だったのかもしれない。全部が同時に動いていると、原因は特定できません。

揺らいでいる時期は「判断を保留にする時期」。試すのは後でいい。いまは、いちばん静かな状態に戻すのが先です。

いったんやめてみる、四つのこと

一時的にやめるのは、次の四つです。

  • 工程を増やすこと。導入を足す、寝る前にもう一枚重ねる。手数が増えるほど肌にふれる回数も増えます
  • 新しいものを試すこと。買ったばかりのもの、いただいたサンプル。今週から使い始めたものは置いておきます
  • こすること。拭き取り、タオルでごしごし。乾いた肌をこすると、それだけで赤みが出ることがあります
  • 重ねること。日中の塗り直しでベースを重ねる、上から粉を足す。夕方の厚みは、たいてい朝の重ねすぎから来ています

四つ目については、夕方の化粧崩れ、原因は夕方ではなく朝の手順にあるかもしれないにもう少し書いています。

きいちゃんメモ

やめるのは「一時的に」です。合わないと決めつけて処分すると、落ち着いたころに本当に合わなかったのかがわからなくなります。棚の端によけておくくらいでちょうどいいと思います。

戻すのは「洗う・うるおす・守る」の三つだけ

減らしたあとに残すのは、この三つです。順番も、この順で考えます。

洗う

最初に見直すのはここです。落とす力の強いものを使っていたら、穏やかなものへ。ぬるま湯で、泡を転がすくらいの感覚で。すすいだあとに顔がつっぱるなら、洗いすぎているサインだと受け取っています。

うるおす

洗ったあと、時間を置かずに水分を与えます。新しく買った高機能なものではなく、何度もリピートしていた見慣れたものに戻します。揺らいでいるときの「いつもの」は、それだけで強い。手のひらでゆっくり押さえるだけ、こすらないこと。

守る

最後に、乾燥を防ぐためのふたと、日中の紫外線対策です。九月でも日差しはまだ残っています。ただ、揺らいでいる時期は塗り重ねて厚くするより、日傘や帽子のほうが、肌にふれる回数を増やさずにすみます。

この三つに絞ると、朝も夜もずいぶん短くなります。物足りないくらいが、いまはちょうどいい。

夏の終わりだけに起きていること

この時期の揺らぎには、夏の終わりならではの事情も重なります。

一つめは、日中と朝晩の差です。昼はまだ汗ばむのに、朝晩の空気だけ少し乾いてくる。同じ一日のなかで必要なものが変わるので、夜だけ少し厚めに、昼はさらっと。

二つめは、汗と冷房で生活が乱れていることです。寝る時間がずれる、冷たいものばかり食べる。夏のあいだは勢いで乗り切れていたものが、涼しくなって力が抜けたときに、まとめて出てくる感じがあります。

三つめは、夏に受けた分が遅れて表に出ることです。日差しを浴びた日も寝不足だった日も、その日は平気だったのに、数週間たったころに乾きやすさとして気になりはじめる。いま起きていることは「今日のケアの失敗」ではありません。

落ち着いてきたら、ひとつずつ

一、二週間ほど三つに絞った状態を続けて、赤みやつっぱりが気にならなくなってきたら、そこから足します。コツは二つだけです。

  • 一度に一つ。同じ週に二つ増やすと、また切り分けられなくなります。増やしたら他は動かさない
  • 時期を選ぶ。気温が大きく動く週、寝不足が続く週は、新しいものを判断するのに向きません

この「ひとつずつ」が回らないと、引き出しに未開封のサンプルが溜まっていきます。その話は試供品とサンプルが引き出しに溜まっていくのは、片づけのせいじゃないに書きました。

それでも整わないときに、疑うこと

減らして戻しても変わらないとき。原因が肌の外側にあることがあります。

  • 睡眠。長さよりも、寝る時刻がそろっているかどうかで感じ方が変わるという声をよく聞きます
  • 食事。夏のあいだ冷たいものと簡単なものに寄っていた、はよくあること。品数を戻すだけでも変わります
  • 生理周期。同じケアでも週によって手ざわりが違うのは自然なこと。数日待つと落ち着く揺らぎもあります
  • 体調。胃腸の疲れ、鼻や喉の不調。顔だけを見て考えていると、見落としがちです

そして大事なことをひとつ。かゆみや痛みがある、湿疹のようなものが広がっている、腫れている、二週間ほど減らして戻しても変わらない——このときは自分で工夫を続けず、皮膚科など医療機関に相談してください。

おわりに

季節の変わり目に肌が揺らぐのは、手を抜いたからではありません。むしろ、この時期にがんばって工程を増やす人ほど、長引くことがあります。

減らして、洗う・うるおす・守るの三つに戻して、落ち着いたらひとつずつ。あっけないくらい単純ですが、私はこの順番に何度も助けられています。うまくできない週があってもかまいません。同じ季節はまた来て、また同じ順番でやり直せます。

美容の話や、日々のちょっとした気づきはX(tax_kiichan)でも書いています。よかったら覗いてみてください。

※本記事は一般的な情報提供です。肌や髪の状態には個人差があり、合うもの・合わないものは人によって異なります。気になる症状があるときは医療機関にご相談ください。